2014年10月5日日曜日

ToneGarage特集!真空管エフェクターを検証!


みなさんこんにちは!


今回は数ヶ月前に発売された、VOX ToneGarageを一足遅れてご紹介したいと思います!
FuzzDelay以外は全て真空管が内蔵されているToneGarageシリーズ。


嬉しいことにプロアマ問わず、大好評をいただいております。
破格にてお貸出ししているこのエフェクターを是非みなさまにもお試しいただきたい!
TrikeFuzz」意外の歪みエフェクターを(後に特集します!)音源と共にみていきましょう!

さて、トップバッターはブースターの役回り、「Flat 4 Boost」(以下F4B)
欲しい帯域、いらない帯域を一目で判断できるノブ。
真空管のうまみを損なうことなく、ゲインを調整できることも魅力のひとつです。
Baxandallトーン回路を搭載していますので、ハイ/ローの微調節も可能。

ブースターといえば主にサウンドの補佐的な役回りが多く、影が薄くなりがちなエフェクターのひとつですが、濃いキャラクターを持っているF4Bは、単体でのサウンドメイクが向いている印象でした!





さぁ、お次はオーバードライブ「Straight 6 Drive
Brightスイッチを活用してのレンジの広い歪み。
真空管の恩恵を受け、肉厚なオーバードライブサウンドも確保しています。
故に正直なところお手本のような、悪く言えば味付けの少ないオーバードライブに仕上がっています。
しかし、それが逆に個性につながっています。

オーバードライブというサウンドを一から見直し、真空管を通すことによって得られる“正当な歪み”を
演出しきっているのです。
よってF4Bとは対に位置するエフェクター。
どのようなギター、エフェクター、アンプ、セッティングに対しても、その真価を発揮してくれるエフェクターでしょう。





最後はブラックフェイスのディストーション、「V8 Distorstion
このディストーションは本当に多くの方から高評価をいただいております。
ギタリストのみならず、ベーシストの皆様からもご好評です。

その魅力は、「歪み過ぎないGain」にあります。

歪みエフェクターといえば“歪み”ありき。
そこから生まれる“音圧”などに焦点を当てがちです。

ToneGaregeは、“音圧ありき”の“歪み”を作り出してくれます。
ゲインを下げてもしっかりと骨をのこし、フルゲインでも歪みすぎません。
セッティングにもよりますが、聞き疲れしない丁度よい歪みを作り出してくれるのです。

ですのでアンプにもよりますが、ヘヴィメタル向きではないのかもしれません。
しかし、余程激しい音を要求するジャンルでなければ(Trike Fuzzをお使いください)、
これほど素晴らしい歪みペダルはないでしょう。






歪みエフェクターを選択する上で、
「どの程度歪むのか?」
「ゲインを下げても音痩せはしないのか?」
など、歪みを中心に考えがちです。

今回ご紹介しました三種類のエフェクターは、ゲインを0にしてもほど良い色付けをしてくれます。
音作りの骨幹を担うエフェクターになるでしょう!

当スタジオにて100円/hで、貸出中です!
是非、ご利用ください!

村山