2014年10月12日日曜日

されど されども キーボードスタンド


以前、ブログでも詳細させていただきました「シンセ万博」でも、キーボードスタンドの話題が出ていたように、キーボーディストはギタリストと違い、弾く時は必ずスタンドを使って弾く運命にあります。

ライブハウスに自分のキーボードを持って行ったにもかかわらず、スタンドが壊れていたり、高さが合わなかったりした事はありませんか?

言ってみればキーボードとキーボードスタンドは運命共同体なのです!
なので安易にスタンドを選ぶのは非常にキケン!本当に信頼できるスタンドを選ぶ事が素晴らしい演奏をする基盤となるのです。

という事で今回は各種キーボードスタンドのメリットデメリットを踏まえ数種類紹介させていただきます。

今回紹介させていただくのは、キーボードスタンドに関わらず、スタンドと言ったらこのメーカーという
ULTIMATE(アルティメイト)です!
アメリカならではのとにかく頑丈な作りが特徴です。

まずはド定番のこちら


ULTIMATE AX-48
世界のプロキーボーディストが使っている定番スタンドです。テレビや雑誌でもよく見かけるロングセラーのスタンドです。
現在はより使いやすさを追求し、APEX AX-48proとして現行機種となっています。
特徴としては、高さを簡単に変えられるので、座って弾いたり立って弾いたりと様々なシーンで使う事ができます。
また、アームを追加すれば、3台、4台でものせる事もできます。
収納も簡単で、地面についている足や、アームもすべて中央の柱に収納できます。
収納するとこんな感じです。


コンパクト!


非常にいい事づくめのAX-48ですが、これも弾くスタイルにもよりますね。
3本の足と、中央の柱のみで支えているため、88鍵盤のシンセをのせると、やはり若干不安定になります。
また、一番下が一番自分側に出ているため、ペダルを置くスペースが微妙です。
けっこうプロの方でも問題なくペダルをセッティングしている方も多いので、そのあたりは慣れといいますか、感覚の問題かもしれませんが、弾く位置とサスティーンペダルの距離感はピアノとは変わってきますね。

ピアノを弾く事に慣れていて、安定して座って弾きたいという方は、安定の四つ足です。


ULTIMATE JS-MPS1
こちらも高さは変えられますが、四つの足のネジをそれぞれ変えなければならないので、あまり頻繁に高さを変えない方には良いと思います。
とにかく安定しています!
折りたたみもできますし、鍵盤の数によって横幅も調節できます。

簡易的に持ち運びもできて、高さ調節も簡単にしたい!という方にはX型スタンドです。


ULTIMATE IQ-1000
ライブハウスなどはこのタイプが多いと思います。
開いたり閉じたりで簡単に高さ調節ができます。

しかし、ここで注意点!

このX型スタンドは、このXになっている柱の本数で安定性が変わってきます。
このIQ-1000はULTIMATE製なのでもちろん丈夫で1本X型スタンドのわりには安定していますが、重いシンセをのせるとやはり不安定になります。
(61鍵、KROSS/KROMEあたりだと問題ありません。)

X型スタンドで、もっと安定して使いたいという型にはこちら。


ULTIMATE IQ-2000
プラス1000増えました!という事はそれだけ安定しているという事!
2本のX型スタンドです。

1000、2000とくれば、、もちろん最後は、、


ULTIMATE IQ-3000
ハンパない安定性です。四つ足タイプの安定性とX型スタンドの扱いやすさを両立しています。

が、、

重いです。。

重量の比較はこちら

IQ-1000 5kg
IQ-2000 6.8kg
IQ-3000 10kg

頑丈になる分重量も増すので、実際に持ち運びをするのか、室内のみで使うのか、
用途によって選び方も変わってくると思います。

少しは参考になりましたでしょうか。
それぞれメリットデメリットがありますので、自分のスタイルに合った「良き相棒」を選んでいただけたらと思います。

>ULTIMATEのHPはこちら

袴田