2014年8月17日日曜日

Warwickベースの探求 Part2



こんにちは。

巷ではお盆休みも本日が最終日、いかがお過ごしでしょうか?
今回のブログは、先日紹介したWarwick Bassのブログの後半戦。
スタジオにて実際にレンタルをしているモデルについてご紹介したいと思います。


スタジオにあるWarwick Bassは3本。
Corvette$$4弦、Streamer LX5弦、Thumb NT5弦の3本です。
どれもそれぞれのシリーズの中では定番のモデルになっています。
今回はざっくりとですがそれぞれのスペック、そして実際に音を聞いていただきたいと思います。


まず、3本ともに共通している点。
2013年モデルからのモデルチェンジで、ネック材がウェンジになっています。

やはり、Warwickと言えばウェンジネックです。
そして、ブリッジはブラス削り出し。

ウェンジネックが放つ「木のサウンド」。
そしてソリッドブラスによるアタックの速さやサスティンの長さが際立つようになっています。


では、1本ずつ紹介していこうと思います。
Warwickはそれぞれのモデルごとにプリアンプのコントロールの仕様が違います。
なので、スタジオでご利用いただく際にも分かり易いように図を作りましたので、参考にしてみてください。


・Corvette $$ 4弦


ボディ材はスワンプ・アッシュ。音抜けの良い材質です。
指板はネックと同じウェンジで作られています。
ピックアップはパッシブのMEC MM-Styleハムバッカー。
プリアンプはアクティブのMEC 2-Way electronicsとなっています。
コントロールはこのようになっています。



ボリュームノブを引き上げると、内蔵のプリアンプがバイパスされて、ボリューム以外のトーンコントロールが効かなくなります。

ミニスイッチはそれぞれNがネック側、Bがブリッジ側と連動しており、
図の上側にセットするとピックアップが直列接続のハムバッカー、中央にセットするとシングルコイルピックアップとして、下側にセットすると、並列接続のハムバッカーとして動作するようになっています。

色々とピックアップのセットができるので、ここで音色の好みを選ぶことができるようにもなっています。
実際の音はコチラ。






・Streamer LX 5弦



ボディ材はフレイムメイプル。硬い材質でアタック、サスティンも良く、クリアな音色と言われている材質です。
また、木目も美しい材を使用しています。
指板はCorvetteと同じ、ウェンジを使用。
ピックアップはアクティブのMEC J/J pickups
プリアンプはアクティブのMEC 2-Way electronics
コントロールはこんな感じです。



Corvette $$と比べるとシンプルな仕様です。
ボリュームノブの仕組みは同じです。
ちなみにピックアップバランスコントロールというのは、双方のピックアップの音量バランスを変える事ができます。
実際の音はこちらです。






・Thumb NT  5弦



ボディ材はブビンガ、非常に硬く重い材質です。
迫力ある低音域と長いサスティンが特徴、まさにベースの為の材と言ってもよいのでは?
指板にはタイガーストライプエボニー。
エボニーというと真っ黒なイメージですが、名前の通り木目の見えるエボニー材です。
独特な材を使用する所も、Warwickらしいですね。
ピックアップはStreamerと同じアクティブのMEC J/J pickups
プリアンプはアクティブのMEC 3-Way electronicsになります。
コントロールはこのようになっています。




ノブの数が減って、シンプルになったような複雑になったような…

図の左側のノブ、中側のノブがボリュームノブになっており、
引き上げると内蔵のプリアンプがバイパスされ、トーンコントロールが効かなくなります。
外側のノブはピックアップバランスのノブになります。
図の右側のノブ、こちらはトーンコントロールになります。
中側がトレブル、外側がベースのトーンコントロールになります。
実際の音はこちらになります。




ほとんどがコントロールの仕様の説明になってしまいました。
スタジオでぜひ色々と試していただければと思います。

>> スタジオ貸し出し品詳細はこちら

そして、とうとう来週です!
8月24日(日)、村田隆行氏によるベースセミナー&ライブ。
スタジオにあるWarwickはもちろん、普段はお目にかかれないモデルの展示も予定しております!
予約はまだまだ受付中!入場無料です!!
※受付は終了いたしました。